なんでもメンテの豆記録〜DUCATIや網戸とか

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XB-12Ss('09)のTPSを新品に交換

TPSの新品入手!

どうもTPS*1が少々不調なのかも。調べてみるとだいたいバイク用のTPSは3万〜4万kmくらいで寿命との噂もあったので、センサの代替を探してみた。
そしたらなんとamazonで新品の同じものを発見。しかもお値段は「¥1,671 税込」。だいたいTPSだけだと中古でもなかなか手に入らないけど、なんと新品で安価*2

「EBTOOLS 13631721456 カースロットルポジションセンサー3」という名前らしい。

今日、届いたのでさっそく交換にチャレンジしてみたところいわゆる「ポン付け*3」で新品に交換することができた。大きさやスロットルとのハメ合いも元々付いていたものと全く同じ。TPSリセットして普通に始動した!これでまた3万キロはいけるな。


TPS交換手順メモ

  • ダミータンク下のエアボックスとエアボックスの土台を外す。→Buellのでかいファンネルが咲いているスロットボディが見える。
  • 横に張り付いているTPSを外すため左写真、赤い矢印のボルトを緩める(7mmスパナでOK;本当はインチかも)。
  • 下側のボルトはTPSにつけたままでギリギリ外れる。
  • TPSのコネクタには抜け止めのバネが施されているので、そのバネを抜く。
  • Buell本体からのハーネスからTPSを抜く。
  • 新品のTPSをハーネスに挿して、いったん動作確認。抜け止めを施して、問題なかったら次へ。
  • 全閉の位置より先(最も閉じている位置)に短絡してしまう領域があるのでスロットル軸とのかみ合わせを少々調整する(なにか挟んでやるとか)。【重要】
  • 下側のボルトをTPSに挿したままスロットルボディに取り付け。スロットルの軸が上手いこと行ったら、上のボルトを入れてやる。
  • ボルトを両方留めたら、TPSリセットして動作を再確認。問題なければダミータンクを元に戻しておしまい。

まだ少し不安定 -> アースを強化

確認のためEcmSpyで現状のログをチェックしてみる。すっかり落ち着いて、そこらのハーネスを動かすと「勝手に数値が変わる」なんてことはなくなったが、なぜかO2センサとLoad-TPS-Fuelセットがチロチロ値が上下している。。
念のためアースの強化*4をしてみたらピタッと動かなくなった。いろいろな事情で空中配線になってしまったけど緑の線を追加してやった。
システムアースのピンはテスタなどで、ボディーと導通しているのが該当の4本だけなので簡単に判る。配置も端から2番目で判りやすい。ケーブルの色は「黒」でした。

ついでに発見 -> ボディアースの根元が、、

バッテリーからボディにアースしている太いケーブル。。。バッテリー側もボディ側も平端子がギッチリ付いているのを確認して「よしよし」と思ったら、、なんとボディ側の圧着が緩んでいるのを発見! スコスコ動いてしまう!

こりゃイカン! さっそくバイスグリップでギューっと締めてやった。間に固いφ2mmほどの鉄棒を挟んで。ギッチリ圧着されました。
あんなにユルユルでは、他をどんなにしっかりアースしてもダメダメだ。ここのアース不足も全体に影響していたかも。。

*1:TPS: Throttle Position Sensor(スロットル・ポジション・センサー)

*2:Buell XB-12Ss 2009年モデル用です

*3:とは言え、全閉が短絡するちょい前に調整してやる必要はあります;オリジナルも同じ

*4:ECMの黒いコネクタ側8, 16, 24, 33のピン「システムアース(遠くでボディーにアースされている)」の配線を途中から切断して、直接バッテリーのマイナスに接続