ようやく暖かくなってきたので、少し走るまねごとでもしておこうかとエンジンに火を入れた。午後の用事の前に、ちょっと10分ほどまわって帰ってくるつもりででかけた。
問題が起きたのは片側二車線の国道から同じく片側二車線の横道へ普通に左折して、横断歩道を過ぎた「さて立ち上がり」のところ。急に後ろが滑り出し、あっという間にスリップダウン。まさに「すてーん」って感じだった。「あっ」の瞬間にいろいろ頭をよぎった。「タイヤ暖まってなかった?!」「砂浮いてなかったはず」「アクセル開けるのが荒かった？」「足ついた方がいい？」「アクセル戻したらハイサイドだよな」、、、
結局そのまま車体をリリース。自分は小さく小さく丸まって（これは反射的にやったみたい）。SS900はガシャーン、右前方向に滑っていく。自分はドン、と道路に落下。
イッテー。後ろを見たら、１台の車が２車線をふさいでくれている。その車からわざわざ降りてきてくれた人が「大丈夫？バイク起こせる？」と声をかけてくれながら、SS900を起こして、左に寄せるのを手伝ってくれた。脇腹が痛くて力が入らなかったので本当に助かった。「救急車よびますか？」とも声を掛けていただいたものの、なんとかちょっと休めば動けそうだったので「なんとかなりそう」と答えながら、落ちていたウィンカーを拾った。
痛かった脇腹は病院に行ってみたら、肋骨に入ったヒビと、周りの腱や筋肉の打撲。１ヶ月は痛いらしい。これは結構きつい。前の手のひらのシュウジョウ骨の骨折よりは痛くないけど、なにをするにも姿勢を変えるだけで痛い、、、なにやってんだか。*1
*1:SS900の被害状況：http://nmainte.ducati-fan.com/archives/3705
